ESG投資(環境・社会・企業統治)とは

ESG(イーエスジー)とは、
Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)の略です。
ESGは環境や社会・企業統治に配慮する考え方で、企業が社会に対して負う責任でもあります。ESG評価の高い企業は、事業の社会的意義や成長持続性など、優れた企業特性を持つと言われています。
2006年に国連責任投資原則(PRI)が提唱し、世界の年金基金などが採用するようになり、欧米を中心に広く浸透しています。
日本では機関投資家の多くがESG投資に消極的でしたが、近年注目が高まっています。世界最大級の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人F)もESG投資について前向きに検討を始め、2017年には1兆円規模の投資を開始。今後3兆円規模まで投資する予定のようです。
簡単に言うと、ESG投資とは、
こうした【「環境・社会・企業統治」に配慮している企業へ投資する】ことです。
ESG債とは
ESG債とは、ザックリいうと、先ほどの「環境・社会・企業統治」に関連して発行される債券のことです。
債券とは、国が発行する国債や企業が発行する社債のことです。資金調達のために発行され、満期になれば投資金額は戻ってきます。その間は利子がつきます。
ESG債の場合、一般的な債券と異なる点は「外部機関からの認証」が必要となることです。また、債券を発行した企業は調達目的とした事業の進捗や資金の充当状況を毎年報告する必要があります。
ESG債は3種類あります。
- グリーンボンド(環境債)
- ソーシャルボンド(社会貢献債)
- サステナビリティボンド(環境・社会貢献両方)
それぞれの事業に資金を充てることを目的として分類されます。
ESG債券市場は100兆円規模!?
ESG債の世界での累計発行額は1兆ドル(約100兆円)に迫り、債券市場全体の1%の規模に成長しています。
近年、国内企業もESG債の発行が増えています。国内企業の2020年度の発行額は1兆6000億円を超えて過去最高になりました。
発行する企業にとっては、投資家に対してESGに積極的なことをアピールできます。
ついに日本政府も発行!?
日本政府もESG債の発行に踏み切りました。政府保証の環境債です。
政府が元利払いを保証する初の環境債(グリーンボンド)が発行されることが分かった。
日経新聞より
独立行政法人・住宅金融支援機構が2021年度に2000億円程度を調達し、省エネルギー住宅などへの低利融資に充てる。
50年に温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標の達成に向けて、公的な資金調達にも環境の視点を取り入れる。
世界的な流れでしょうか。
政府が元金と利払いを保証する初の環境債を発行するようです。2050年の温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする目標の達成に向けて。
2050年に向けて「何をどうしようとしているのか」こちらの記事でも触れていますので参考にしてください。
まとめ・・・

ESGとは、
【「環境・社会・企業統治」のことで、それらに投資することを「ESG投資」といい、資金調達するときに発行する債券を「ESG債」といいます。これらの動きは欧米を中心に広く浸透していましたが、日本でも本格化してきた!】とまとめることが出来そうです。
こうした世界的な流れの中、日本はどこへ向かうのでしょうか?
ヒントとなるのは「環境・社会・企業統治」「外部認証」「アピール」です。
他にもヒントは出されている!
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
関連用語の解説でした。

