【知らないとヤバい】-「脱炭素社会」って結局どういうこと??

脱炭素社会とは

令和2年10月26日に、菅首相が総理になって初の所信表明演説で以下のことを掲げました。

  • 新型コロナウィルス対策と経済の両立
  • デジタル社会の実現、サプライチェーン
  • グリーン社会の実現
  • 新たな人の流れをつくる
  • 安心の社会保障
  • 東日本大震災からの復興、災害対策
  • 外交・安全保障

この「グリーン社会の実現」の中で脱炭素社会のことが出てきます。

菅政権では、成長戦略の柱に経済と環境の好循環を掲げて、グリーン社会の実現に最大限注力してまいります。
 我が国は、2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを、ここに宣言いたします。

首相官邸HPより

温室効果ガスとは、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどです。このうち二酸化炭素(化石燃料由来)が約65%と最も多くを占めています。

ザックリ言うと「2050年までに二酸化炭素(CO2)を出さないようにする」ということですね。

また、管総理はこう続けています。

もはや、温暖化への対応は経済成長の制約ではありません。積極的に温暖化対策を行うことが、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想の転換が必要です。
 鍵となるのは、次世代型太陽電池カーボンリサイクルをはじめとした、革新的なイノベーションです。

首相官邸HPより

大きな成長をとげるには、温暖化対策を積極的にやっていかなくてはならないとのことです。

簡単に言うと、
次世代型太陽電池とは、今のものより高効率で低コストな太陽電池です。カーボンリサイクとは、CO2を他の物質へ変換して再利用しようというものです。

大きな成長へつながる温暖化対策のカギとなるのは、これらのような革新的なイノベーションだそうです。

他にも、「研究開発を加速度的に促進する」ことや「規制改革する」、「国と地方の検討の場を新設する」と続けました。「総力を挙げて取り組む」とも言っています。

また、環境関連分野を「デジタル化する」ことで効率的にグリーン化を進めていき、世界のグリーン産業をけん引していくとも。

そして、菅総理は最後にこう締めくくりました。

省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立します。長年続けてきた石炭火力発電に対する政策を抜本的に転換します。

首相官邸HPより

原子力政策を進める」と。
石炭火力発電政策を抜本的に転換する」と。

省エネには原発だろうということでしょうか。石炭火力発電はもう必要ないということでしょうか。

日本のエネルギー消費量は・・・?

日本は世界と比べてどうなのでしょうか?
エネルギーをいっぱい使ってる?それとも少ない?

経済産業省のHPでは次のように述べています。

1単位の国内総生産(GDP)を産出するために必要なエネルギー消費量の推移を見ると、日本は世界平均を大きく下回る水準を維持しています。
2017年における日本の実質GDP当たりのエネルギー消費は、インド、中国の5分の1から4分の1程度の少なさであり、省エネルギーが進んでいる欧州と比較しても遜色ない水準です。現在の我が国のエネルギー利用効率が、依然として高いことが分かります。

日本は世界と比べてエネルギー消費は少ないようです。
それでも世界全体でCO2を削減するために頑張らなくてはならないのです。

日本はどれだけ化石エネルギーを使ってるの?

日本の一次エネルギー国内供給に占める石油の割合は、2018年度で1965年度以来最低の37.6%となり、3年連続で40%を下回りました。(石油の割合は6年連続で減少)

石油・石炭・天然ガスを含めた「化石エネルギー」全体ではどうでしょう?

一次エネルギー国内供給に占める化石エネルギーの依存度は2017年度で91.0%であり、原子力や風力、太陽光などの導入を積極的に進めているフランスやドイツなどと比べると依然として高い水準でした。

日本はエネルギー消費は世界に比べて低い水準だけど、化石エネルギーへの依存度が高いので、再生可能エネルギーなどの非化石エネルギーに転換していくべきだということでしょうか。

日本のエネルギー自給率は??

国民生活や経済活動に必要な一次エネルギーのうち、自国内で確保できる比率をエネルギー自給率といいます。
2018年度は再生可能エネルギーの導入や原子力発電所の再稼動が進み、エネルギー自給率は11.8%となりました。

化石エネルギーのほとんどを輸入しているので、日本のエネルギー自給率は低くなっています。
石油については中東からの輸入に80%以上を依存しています。

まとめ・・・

脱炭素社会とは
地球温暖化を止めるために、2050年までに二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をゼロにしよう。エネルギーは、化石エネルギーから再生可能なエネルギーに転換していこう】とまとめることが出来そうです。

こうした世界的な流れの中、日本はどこへ向かうのでしょうか?

ヒントとなるのは「世界的な動き」「地球温暖化」「再生可能エネルギー」です。

他にもヒントは出されている!

ここまでお読みいただきましてありがとうございます。

関連用語の解説でした。

下の【日本の方向性】では、今後の世界の日本の方向性のヒントとなるような記事をご紹介していきます。ぜひご覧ください。