【よくわかる】そもそも株式投資って?その②(完結)

その①からの続です。

①では【株式投資とは?】についてふれてきました。
最後に、ここで初心者の人に多い【株式投資への誤解】についてお伝えします。

株式投資への誤解

その①-リスクが大きい

これから株を始めてみようとする人で「株って怖いんじゃないか」と思っている人が多いようです。

テレビなんかで「大損した」という話をきいて、そのイメージが残っているんのだと思います。
また、株についてほとんど知らない「無知」からくる怖さもあるようです。

株は【リスクが大きい】というイメージがあるんですね。

もちろん、リスクはあります。
ただ、そのリスクをしっかり理解してから始めれば大丈夫です。

株式投資には大きく3つのリスクがあります。

ちょっと難しく感じるかも知れませんが、内容はそれほど難しくありません。おおまかなイメージをつかむつもりで理解して下さい。

1.価格変動リスク

【価格変動リスク】とは、株価が変動することで得したり・損したりすることです。

投資して「やった!儲かった!」、「ヤバイ!損しちゃった!」というヤツです。株式投資の醍醐味ですね。

100円で買ったものが、110円になれば利益、90円になれば損失。といったように、株式投資は価格が変動するリスクがあります。

銀行預金はどうでしょう?
銀行に預けている場合は、預金は変動しませんよね。普通は、勝手に増えたり減ったりしないものです。利息がついて少し増えることはありますが、減ることはありません。急に減っていたら大変な騒ぎになります。利息やペイオフなどを除けば、価格変動リスクというのはゼロということです。

それに比べ、株式投資は「株価」が上がったり・下がったりしますので、資金が増えたり・減ったりします。

元金保証ではない】ということをシッカリ意識しましょう。

2.信用リスク

【信用リスク】とは、投資した会社が、倒産したり・倒産しそうになったら、株の価値がなくなってしまうリスクのことです。

初めての方は「投資した会社が倒産したらどうなるの??」と疑問に思うかも知れません。

会社が倒産して株の価値がなくなってしまえば、投資したお金が回収できなくなってしまいます。簡単にいえば「紙クズ」になってしまうということ。

また、倒産しなくても上場廃止になれば、同様に株に価値がなくなってしまう可能性があります。※「上場廃止」とは証券取引所で取引できなくなることです。

このように、投資した会社の信用がなくなることは株式投資にとって大きなリスクになります。

倒産や上場廃止になる確率というのは高くありませんが、投資する前に「この会社は倒産しないかな?大丈夫かな?」といった疑問を持って、情報収集するようにしましょう。

3.流動性リスク

【流動性リスク】とは、売りたくても売れない・買いたくても買えないといったリスクです。

「そんなことってあるの??」と初めての方は思うかも知れませんが、銘柄によってはあります。

株にも、人気のある銘柄やそうでない銘柄があります。
人気のある銘柄は取引も活発です。そうでない銘柄は取引も活発ではありません。

取引が活発である → 取引したい時に取引できる → 売りたい時に売れる・買いたい時に買える

取引が活発でない → 取引したい時に取引できない → 売りたい時に売れない・買いたい時に買えない

こういったことを「流動性」といいます。

流動性が高い、低いなどと言います。

取引が活発である → 流動性が高い

取引が活発でない → 流動性が低い

証券取引所(株式市場)で流通している数が多いほど「流動性が高い」となります。流動性が高い(流通量が多い)と、それだけ取引も活発にできます。売りたい時に売れて、買いたい時に買えるということです。

長くなったので、3つのリスクを簡単にまとめます。

  • 価格が上がったり・下がったりする。
  • 会社が倒産しそうになったら、お金を回収できないかも知れない。
  • いつでも売れる・買えるとは限らない。

全ての株がこうなるというワケではありませんが、これらのリスクがあるということを頭に入れておくのがいいでしょう。

その②-むずかしい

株ってむずかしそう」といった人にむけて、今回記事を書いてきました。

「よくわかる」そもそも株式投資って?その①その②】を見ていただけば、株を始めやすくなるのではないでしょうか。

もう少し具体的にお伝えします。

まず証券会社に口座をつくる

株を始めるにあたって、まず証券会社に口座を開設する必要があります。
これまでに話してきたように、証券取引所で売買するには証券会社を通さないとイケないからです。

証券会社は大きく2つ分けることができます。

  • 実店舗がある証券会社
  • インターネット専業の証券会社

特徴としては、
実店舗がある証券会社は対面で売買・相談などができる。インターネット専業の方がネット経由で売買するが売買手数料が安いなどです。

実店舗がある主な証券会社は、
野村證券、大和証券、SMBC日興証券など。

インターネット専業の主な証券会社は、
松井証券、SBI証券、auカブコム証券、楽天証券など。

2019年にLINE証券ができるなど、本格的にスマホで株の売買ができる時代になっています。

ただ、多すぎてどの証券会社にすればいいか迷ってしまうかも知れせん。【口座開設の手順】や【おすすめの証券会社】をまとめたのでこちらをご参考にしてください。

株をしていると専門用語がでてきたりして「コレってなんだろう?」ってことがあると思います。当ブログでも専門用語の解説をしていますのでご活用ください。

その③-まとまったお金が必要

株はいくらから買えるのでしょうか。

「何百万円もいるんでしょ??」
「お金持ちしかできないんでしょ??」と思っている方も多いようですが、そうではありません。

数万円から買えます。

もう少しいうと、

【数万円】から買えるモノもあれば、
【数十万円】や【数百万円】という銘柄もあります。

「一律でいくら」と決まっているわけではなく、【銘柄】によって異なります。

どういう事かというと、
購入代金は、株価と数量と手数料の合計です。
株価はそれぞれの銘柄で異なるため、一律に「かかるお金は○○万円」とはいえないのです。

これが式です。

購入代金=株価×単元株数(数量)+手数料

単元株数(数量)とは、購入できる最低単位のことです。

単元株数が100株なら、100株から購入でき、もっと買いたいときは200株・300株といった単位で売買できます。

昔は単元株数が1株とか100株とか1000株とかありましたが、現在はほとんどの銘柄が100株に統一されています。

例えば、
取引量の多い「みずほフィナンシャルグループ」で計算してみましょう。

現在のみずほFGの株価は1株133円前後です。
仮に133円で計算すると、

株価133円×100株(単元株)+手数料で、

1万3300円と手数料で買えるということになります。

手数料は、証券会社によって異なります。

今はすごく安くなっているので、取引金額によっては0円という会社もあります。
今回の場合だと0円~数百円が相場になりそうです。

もう一つ例を出してみます。

ユニクロを展開する「ファーストリテイリング」は、現在1株60,000円前後です。
単元株は100株単位なので、いくらになるでしょうか?

6万円×100株=600万円+手数料

となります。

高いですね(汗)

高いですけど、このように購入代金が数百万円になる銘柄は少ない方です。

だいたいの銘柄は数万円~数十万円の範囲でおさまります。

【ミニ株】といって、単元株数の10分の1で購入できる証券会社もあります。普通なら10万円かかるところ、ミニ株だと1万円から購入できるといったものです。少額から投資できるようになっています。※サービス名称は証券会社によって異なります。

長くなったので、投資金額について簡単にまとめます。

  • 数万円から始められる。
  • 10万円~100万円の銘柄が多い。
  • ときどき数百万円かかる銘柄もある。

ここまでは【株式】について述べてきましたが、【投資信託】という言葉は聞いたことありますか?

投資信託なら100円から始められるモノもあります。

投資信託は、多くの人から集めたお金をプロが運用するものです。それに参加するようなイメージでしょうか。1口いくらといった感じです。詳しくはこちらを参考にして下さい。

その④-メリット・デメリットについて

株式投資のメリット・デメリットについてお伝えします。

これまでの話のまとめにもなりますので、これをシッカリ理解すれば【株式投資への誤解】もとけるはずです。

株式投資のメリット

  1. 株式の売却益が期待できる
  2. 配当金・株主優待がもらえる
  3. 企業の経営(意思決定)に参加できる

やはり最大のメリットといえば、【売却益】ですね。
儲かる人はすごく儲かります。株で「億」を稼いだって人をテレビや雑誌でみかけますよね。

その他にも、【配当金】と【株主優待】があります。

①株の配当金利回りは、平均で2~3%と言われています。昨今の銀行利息はほとんど0%に近いですから、配当金狙いで投資をする人もいるほどです。
②株主優待は、食事券やギフト券・会社の商品割引券など、様々なモノがあります。こうした「貰えるモノ」も株式投資の魅力の1つです。
配当金・株主優待についてはこちらの記事でまとめています。

また、③経営に参加できるメリットもあります。
株を購入すると議決権がGETできます。議決権とは、株主総会の決議に参加できる権利のことです。
株主総会に出席して決議案について賛成・反対の意思を表明できます。出席できない時は書面でも行使できます。

他にも、自分のお金で投資をすると「情報」に敏感になりますし、自分でもよく調べるようになります。その結果、経済について詳しくなったり、企業について詳しくなることもメリットの1つです。

株式投資のデメリット

デメリットは、先ほど述べた【3つのリスク】があてはまります。

  1. 価格変動リスク
  2. 信用リスク
  3. 流動性リスク

価格変動リスクって覚えていますか?信用リスクや流動性リスクは?

ちょっと自信がない人は、もう一度読み直して下さいね。
大事なことなので、理解するまで何度でもチェックしましょう。

「自己責任」ということを。

ここまで、株式投資の注意点として【3つのリスク】などについてもお伝えしてきました。

最後にもう一つ、注意点をお伝えします。
それは【自己責任】です。

誰かに「儲かるから」と勧められて購入した株が、ガッツリ下がったらどうしますか?
その人のせいにしますか?その人が損失を補填してくれますか?

株式投資に限らず、投資はすべて「自己責任」です。

他の誰かのせいにしてもお金は戻ってきません。
損失は自己責任ということをしっかり頭に入れておきましょう。

自分のルールをつくりましょう

誰かのせいにしないためにも、
株式投資について【自分のルール】をつくりましょう。

  • 人から勧められたものは買わないor買うならしっかり自分で調べてからにする。
  • 自分は長期(中期・短期)で投資する。
  • 投資する金額は○万円までにする。
  • 買った株が○%下がったら(○%上がったら)売る。
  • 自分の思ったシナリオと違うシナリオになったら売る。

など、自分なりのルールを作るのがいいでしょう。

「一度決めたら一生変えない」というものではありません。試行錯誤して自分ルールをつくっていきましょう。

そうすれば、
TVやマスコミなど、周りの情報に流されることなく株式投資ができますし、あなたをカモにしてやろうと企む悪徳業者などから身を守ることもできます。

あなたが、自分にあった投資スタイルで、周囲に流されることなく快適な株式投資ができることを心よりお祈りしております。